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映画「君に読む物語」の名言12選を感想を交えて解説します。

洋画ドラマ
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映画「君に読む物語」は2004年公開の恋愛映画にも関わらず、いまだにコア、新規とも映画ファンに愛され続けいている名作です。

そんな「君に読む物語」の名言を作中のキャスト別にご紹介します。

当時それほど有名ではなかったライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスが本作で一気に人気俳優になりました。

過去と現在とで場面が切り替わり絶妙なタイミングで、123分の程よい尺で段丘をつけて楽しませてくれます。

最新技術に頼らない映像美も抜群で、更に全編に渡る語りが最後で一気に回収される展開に、恋愛映画が得意でない映画ファンにもおすすめです。

一途に愛することとはどういうことなのか、忘れかけていた「相手を想うこと」を思い出させてくれる作品です。

老若男女に響く「君に読む物語」の名言をランキングでご紹介します。作品を見る前と後で読み比べてみてください。

作品名 君に読む物語
監督 ニック・カサヴェテス
原作 ニコラス・スパークス
公開日 2005年2月5日
上映時間 123分
キャスト ライアン・ゴズリング
レイチェル・マクアダムス
ジェームズ・ガーナー
ジーナ・ローランズ
ジョアン・アレン
ジェームズ・マースティン
サム・シェパード
ケビン・コノリー 他

2005年公開作品でメインキャストで死去された俳優もいます。にもかかわらず、未だにこの作品を傑作と言う新規の映画ファンは多いです。

実際に過去と現在との展開をみながら進める脚本の妙技な構成には感動させられます。

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「君に読む物語」のあらすじは一途すぎて切なくなる


時代は第二次大戦前、良家の子女に一目ぼれした貧乏でも一途な青年が夏の恋に落ちます。

強引にデートに誘ったり、若さゆえの無鉄砲行動を一緒になってはしゃいで楽しんだり、身分が違っても一途に想う材木業の青年。

青年はただひたすらに彼女を愛し続けます。

一方彼女は夏が終わったら地元に戻らなければならず、戦後は裕福で誠実な家庭の男性と婚約。材木業の青年はその間も彼女に毎日、毎日手紙を書いていたという純粋で一途な男性でした。

そういった物語を、老人が施設に入っている老女に語り、また映画が進む中でもこの老人と老女の優しさと愛情にあふれた関係をじわじわと鑑賞者に投げかけてくるストーリー。

記憶がよみがえったアルツハイマーの彼女を抱き寄せても直後に症状が再発し、激しく拒絶しもする、涙するも愛情は決して変わらない主人公。

エンディングは哀しく、切なく、美しくまさに純愛です。愛することは何か?パートナーを大切にすることとはどういうことなのか?を見直させてくれます。

アルツハイマー病と闘っている老女に、老人が本を読み語り掛け聞かせます。若い男女の真剣な純愛の物語です。

 

一生涯をかけて一途に愛を貫き通す、たとえどんなに老いようとも、誰も踏み込めないのは、ただ最愛の人だからなのでしょう。

「君に読む物語」の名言集ランキング【キャスト別】

『君に読む物語』の名言集【ノア編】

【1位】君が鳥なら。アリーが望むなら難にだってなる。
鳥の真似をしてはしゃぐアリーに見とれ、僕は鳥だって言ってほしいと言われて言葉にしたノアの言葉。どれほどアリーを愛していたのかがわかる名言。

【2位】無難に選ぶな。
婚約者のもとに行こうとしたアリーを必死に止めるときの言葉。自分本位ではなく、アリーのことを思っての言葉でもあり、突き刺さります。

この名シーンの一部は、ノア演じるライアン・ゴスリングのアドリブだったというから驚きです!

【3位】1つだけ誰にも負けなかったことがある。命懸けである人を愛した。私にはそれで十分だ。
オープニングの老人の回想シーンのようなセリフ。

ただ若いカップルの恋愛ストーリではない作品。この言葉は最後に繋がります。

【4位】いいから俺を信じて。
自分の殻に閉じこもらなくていいと車道に寝そべるワンシーン。自分の殻を破って自由に生きるべきと伝えたかったんです。

【5位】365通手紙を書いた。
1年の間、毎日。別れた後も365日アリーへ手紙を送っていました。でもその手紙は交際を反対していたアリーの母が隠し届くことがなかったんです。

再会して毎日手紙を送ってくれていた事実を知りました。一年間毎日送り、かたや毎日待っていたという事実。お互いが思い続けていたんです。

ノアが行動する理由は一つ、彼女が大切な人だから。ゆえに、ノアの一つ一つの言葉が作中に響きます。

身分が違っても想う気持ちは変わらない。簡単なようで、なかなかできないことを、ただひたすら思い続けます。

『君に読む物語』の名言集【アリー・ノア編】

【1位】「あなたは私たちの愛が奇跡を起こすと思う?」「ああ、思うよ」
老女アリーが眠る施設の寝室を訪れた老人ノア。目を覚ましたアリーには記憶があります。

ノアに問いかけるときの言葉です。また会おうと言って奇跡を起こしました。

『君に読む物語』の名言集【デューク編】

【1位】別に。少し遠くへ行っていただけさ。
認知症のため、何度も何度も忘れたり、思い出したりを繰り返すアリー。

そんなアリーが不安に怯えて尋ねることに答えた名言です。

しかし、この直後にすぐ症状が再発し忘れてしまい「触らないで!」と叫んでしまいます。それでも奇跡を信じ繰り返し接する真摯な姿に胸を撃たれます。

【2位】ママが私の家さ。
作品に登場する老女が認知症の夫婦。デュークの家族が家に戻ってくることを勧めた時の言葉。

このころにはノアとアリーのストーリーがデュークと妻の話だと分かってきます。

若いカップルの話が老夫婦の思い出であり、感情が重なってストーリーに重みがでてきます。

【3位】私たちの愛に不可能はないさ。
7年越しの奇跡を起こし、ラストまた一つ奇跡が起きました。

アリーの記憶が戻ったんです。

部屋にいる老人が一途に愛した夫のノアだと気づいたんです。記憶が戻った二人はお互い抱きしめあいながら永遠の眠りにつきました。

【4位】アリー「おやすみなさい」 デューク「おやすみ。また会おうね」
認知症で記憶を失ったアリーと、アリーの記憶を取り戻させようと自分たちのラブ・ストーリーを読み聞かせ続けたノア。

ある夜、記憶を取り戻したアリーとデュークは、互いに愛していることを伝え、手をつないで眠り息を引き取りました。

「また会おうね」は、2人の思い出の曲のタイトルでもあり、かつてノアがアリーに宛てて書いた手紙にも書かれていた言葉であったという伏線があります。

『君に読む物語』の名言集【フランク編】

【1位】「食べたかったら、夜にパンケーキを食っても良いんだ」
アリーとノアはつき合うようになり、夏休みを楽しく過ごす。

ある日、ノアと父が住む小屋にアリーが遊びに来る。ノアの父フランクは、夜の10時にもかかわらずアリーを朝食のパンケーキに誘い、アリーは喜んで誘いに乗るのでした。

『君に読む物語』の名言集【エスター編】

【1位】「カルフーンさん。申し訳ありませんが、今夜アリーには会わせられません。部屋に戻ってもらわないと。私は、これから下に行ってコーヒーを入れてきます。しばらく戻ってきません。だからといって、バカなことをしてはいけませんよ。」

認知症で記憶を失った愛する妻のアリーに、かつての自分たちのラブ・ストーリーを読み聞かせたデューク(ロン)。

アリーは数分だけ記憶を取り戻すものの、すぐにまた忘れてしまいます。

ショックを受けたデュークは心臓発作を起こします。回復後、再び老人ホームに戻って来たデュークは、アリーに会いに行こうとします。

エスターが気を利かせて姿を消してくれたことにより、デュークはアリーと再会できるんです。
そして切なくも感動するラストシーンになります。

『君に読む物語』の名言集【アン・ハミルトン編】

【1位】ある朝目覚めて後悔して欲しくないのよ。
アリーの母がアリーを諭すときの名言です。母も昔高貴な家柄と真逆な男性と激しい恋愛をした経験がありました。

しかし母は金持ちの男性と結婚を選んだんです。演じたのはマッド・ディモンの「ボーンシリーズ」のパメラ・ランディで強烈な諜報員の上官を演じたジョーン・アレン。

「今がどんなに幸せか。。。」その表情から、お金持ちを選んだ結婚への納得と、愛した貧しい男性への後悔とが混ざり合った複雑な表情が表しています。

 

CGではない白鳥のシーンは圧巻です。撮影は不可能だと言われた監督は、すべての反対意見を押し切って、生まれたばかりの雛鳥を数か月間かけて湖で育て完成した名シーンです。

 

原作未読でも引き込まれます。何歳になって観ても感情移入してしまう名言ばかりです。

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「君に読む物語」の感想をネタバレなしでレビューします


本作はライアン・ゴスリングとレイチェル・マクアダムストップスターにした恋愛ドラマの傑作です。

監督のニック・カサヴェテスさんは、ジョン・ウー監督の「フェイス/オフ」に出演という俳優業もされてた経歴の方。「ジョンQ 最後の決断」や「私の中のあなた」など、いわゆる佳作を多く世に出している監督さんです。

ゴリゴリの恋愛ドラマではなく「生涯を貫く真実の愛」を実にニュートラルにそしてじんわりと晩年愛をしっかり描写してくれました。

一生一人の人を想い続け、たとえ自分のことを忘れたとしても、愛する人のために語り続ける純愛は心が澄むような温かさを感じます。

がっつりとしたアメリカンなイケメン外見ではなく、かといって十分すぎる甘い二枚目と細マッチョなライアン・ゴズリング。

一途に想うこと。貫くことを演じたら、この人が一番かもしれません。

可愛らしくチャーミングという言葉がぴったりなレイチェル・マクアダムス。

屈託ない笑顔、可憐さはぴか一です。名言が響いた「君に読む物語」で一気に出演作品が増えました。

ちなみにお二人ともカナダ人です。

故ジェームズ・ガーナー(2014年没)とジーナ・ローランズのような超ベテラン俳優が超重要な役柄をこなし、これだけの監督さんと俳優さんが並んだので非常にバランスのよい作品になりました。ジェームズ・ガーナーは「スペースカウボーイ」でクリントイーストウッドとも共演。「大脱走」にも出演した名優です。

なので、作品冒頭はベタベタな恋愛映画にみえつつも、名優のセリフで語りが進み、中盤から後半にかけての過去と現在で全編通して愛を語る同時進行するテンポで、見飽きることのないストーリーです。

この辺りは監督の見事な手腕でしょう。

そして愛する女性が認知症で、二人で踊っている時に突然自分を忘れてしい激しく拒絶されるシーンもあり、男としてなんとも切なすぎます。

そんなラストシーンと邦画タイトルに至るまで映像の切り替えのタイミングが絶妙です。伏線回収効果もあいまって、ひたすら余韻に浸らせてくれます。

 

鑑賞後、しばらくすると、「またみてみようかな?」と思ってしまう作品です。

 

まとめ

主人公は貧しくても自分に正直に生き、一人の女性を生涯愛し続けました。

監督は出演者誰一人として悪者にせず名作に昇華させた叙事詩を見事な脚本と演出で作り上げたのです。

ラストまで非常に切ないけれど、最後の最後に本当に結ばれるという意味を映画として表現できました。

しかも撮影中は同じカメラで一緒に演じることも嫌だったくらい険悪だった主人公のライアンとレイチェル、撮影後、本物のカップルになったという実話があります。

こうした撮影秘話も踏まえて鑑賞すると、違った面白さがあるかもしれませんね。

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