大人気アニメ「スパイファミリー」の制作会社はアニメ業界のトップを走る「WIT」が制作に携わっていて、大手アニメ評価サイトFilmarksでも5点満点中4.5点と高評価なのです。そこで、この記事では制作会社「WIT STUDIO」と「クローバーワークス」を解説します。
「スパイファミリー」のコミックの累計発行部数は、2022年11月時点で2700万部を突破していて、これは社会現象になった「鬼滅の刃」の軽く5倍を超えるスピード。
そこで「スパイファミリー」の制作会社「WIT STUDIO」と共同制作の「クローバーワークス」について調べて、人気アニメが大ヒットを飛ばしている理由を深掘りしてみました。
この記事を読めば、「なぜスパイファミリーが大ヒットを飛ばしているのか」「日本アニメのこれから」がわかります。
「スパイファミリー」大ヒットの理由はアニメ制作会社の「力の入れ方」にあります。
もともと、日本はアニメ制作が大得意ですからね。時代が共同制作になってきたので、制作会社のいいところを組み合わせた成功例なんですね。
WITSTUDIOが手書きアニメにこだわる理由
会社名 | 株式会社ウィットスタジオ |
設立 | 2012年6月1日 |
主な作品 | 進撃の巨人 終わりのセラフ 恋は雨上がりのように 王様ランキング |
WIT STUDIOは手書きにこだわったクオリティーの高いアニメが魅力です。
これまでの作品も圧倒的な作画力で美しさと臨場感を見事に両立させています。
そこにはリアルに世間が求めいている作画のラインや、ファンが求めているレベルの「一つ上」を常に意識して取り組んでいるのです。
CGが全盛の時代に、手書きに拘る理由とその効果はどういったところなのか。
3DCGはコンピュータに物理的に計算をさせることで嘘のない世界が作れます。
その一方で手書きは文字通り手で描くことで空間を盛ることができます。
よい意味の虚像を入れ込むことがきるんですよね。アニメ特有の独特の動きを敢えて詰め込むのが特徴です。
アニメーターの自由な想像力でよい変化をつけれるので、アニメーションの心地よい変化をつけることができるんです。
ファンが期待している以上の綺麗な作画を作れるから一つ上の人気があるんですね。
手書きを入れることで絵に盛り込みを持たせれるんでしょう。
長尺アクションシーンの特徴
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WIT STUDIOでつくるアニメはアクションシーンが長いことが特徴です。
決してダレるわけではなく、縦横でない奥行きがでて立体感のあるアクションが作れるので長尺でも間延びしないのです。
アニメep10ドッジボール大作戦のアクションシーンは神回とも言われています。
「スパイファミリー」というネーミングだけあって、スパイ活動や戦闘シーンが多く、またアクションもカッコいいですしね。
また、原作にあるコメディーと感動の融合もうまく映像に落としてくれています。
つまり、原作のまましっかりアニメ化されているんです。
アニメ界で第一線を走っているWIT STUDIOならではのアクションシーンで、アニメファンの期待を裏切らない作風に仕上げてくれるんですね。
だからスパイファミリーも作画力が抜群
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㊗️TVアニメ化発表1⃣周年記念🎉🎊
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TVアニメ化発表から
本日で1年が経ちました👏✨いつも『SPY×FAMILY』を
応援頂きありがとうございます‼️ボンドも加わり、
更にパワーアップした
彼らの物語にご期待ください🔫🥜🌹🐶#SPY_FAMILY #スパイファミリー pic.twitter.com/2TCflERA6b— 『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ公式 (@spyfamily_anime) November 1, 2022
コミックカバーはシリアス描写でも、実はコメディー要素が強いのが「スパイファミリー」です。
原作コミックの中毒性の高いコメディ要素、作品全体の東欧を思わせるシックかつモダンな雰囲気、それでいて、子供キャラは可愛いく、主人公はしっかりヒーロー、と面白い要素はほぼ揃っています。
加えてロイドとヨルはしっかりダイナミックなアクションをしているので、その念密な作画力が読者に人気が付くのも納得なんです。
各エピソードの段丘があって、笑いの要素もしっかり入っています。
また、スパイファミリーの世界観では、冷戦状態の東の国と西の国が敵対しており、あたかも現実社会の諜報活動にありそうな状況にリアリティーがあるんです。
東西の平和を守るミッションをこなすために、敏腕スパイが偽装家族とともにミッションとして暮らしていくというトンデモない設定を、説得力ある作画で大ヒットアニメに押し上げています。
スパイアニメだから、アクションシーンはしっかり作ってほしいですよね。
WIT STUDIOはお得意のジャンルなので期待以上の映像になっていますよ。
アーニャが通い奮闘するイーデン校の授業で催されるドッチボール大会は、そのアクションシーンが色んなアニメのオマージュを感じることもあり、海外からも話題になりました。
グローバーワークスとは
会社名 | クローバーワークス |
設立 | 2018年10月1日 |
主な作品 | 約束のネバーランド 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 冴えない彼女の育てかた 劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。〜スペイン編〜 |
アニメ「SPY×FAMILY」
MISSION:18 <家庭教師の叔父/〈東雲〉>@WIT_STUDIO × @CloverWorksご視聴ありがとうございました!
次回もお楽しみに!https://t.co/EJafmUIQQq#SPY_FAMILY#スパイファミリー#WITSTUDIO#CloverWorks pic.twitter.com/GsCY3oqByo— CloverWorks (@CloverWorks) November 5, 2022
メカに強い
SFでもファンタジーでもそして「スパイファミリー」でも、作中のさりげない小物へのこだわりが作品の世界観をしっかり引き立てています。
「スパイファミリー」では車や洋服はもちろん、ロイドやヨルが使っている武器や小道具に至るまでファンを裏切りません。
しかもオープニングからエンディングの作画も全く手抜きなしです。
また1話を視聴し終わったら、しっかりとストーリーを回収させてくれます。
脚本と演出のリズム感も見ているファンの安心感を掴んでくれます。
原作に忠実な作画力
スパイファミリーはウィットスタジオとクローバーワークスの共同制作になっています。
クローバーワークスはとにかく原作に忠実にアニメを進める会社で、特に作画の安定感はずば抜けています。
アーニャが通うイーデン校の校舎や、ヘンダーソン先生がジョギングする風景描写はさすがのクオリティーです。
スパイファミリーのキーアイテムであるステラとトニトに、アーニャとロイドが奮闘するシーンも原作から忠実に再現されています。
「約束のネバーランド」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」、などの作画のクオリティーは圧倒的。
原作ストーリーを忠実に再構成する脚本や演出力にも存分に力を入れていて「スパイファミリー」にもしっかり生かされています。
人気漫画の世界観はそのままに、アニメ化に必要なしっかりファンに受ける技術とアイデア力の双方をしっかり持っているアニメ制作会社と言えます。
スパイファミリーのキャラクターは原作に忠実で、どれもピタッとはまっていますね。
街を走る車やお店に至るまで、細かい風景描写が非常に綺麗で自然になっていますしね。
「スパイファミリー」は共同制作でいいとこどり
WITの作画力は半端ないです。
進撃の巨人は原作に忠実なあまりに作画がエグく、結果話題にもなり成功しました。
アクションのWIT STUDIO、描写と脚本のクローバーワークス。
ともに日本のトップアニメーションスタジオなのでコンペの段階で相当力が入っていたそうです。
もともと日本のアニメーション技術は世界に誇れるくらい優れていますよね。
映像技術、作画、音、声優、どれもぴか一なので、今後はこういった共同制作のアニメ化が進むと考えてもよいでしょう。
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「スパイファミリー」が大ヒットしている理由
つまり、原作コミックファン、これからのアニメファンと、それぞれのファン層にしっかり着目できる制作会社ががっちりタッグを組んで出来上がったのがアニメ「スパイファミリー」なんです。
もともと原作コミックは2019年3月の連載開始以来約8ヶ月で100万部を突破しており、コミック発行当初から早くから話題になった作品です。
2022年11月時点で累計発行部数は2700万部を突破。
すさまじい早さです。
どれくらいのすさまじさかというと、社会現象を起こしたあの「鬼滅の刃」でも、アニメが放送スタートした時点での累計発行部数は350万部でした。
この地点でスパイファミリーは約5倍の発行部数に差があることになります。
これはWEB漫画に着目した「少年ジャンプ+」が、Twitterの利用と電子書籍に向けて購買環境を整えていったことが大きな理由になります。
実際U-NEXTではコミックランキング上位にありますし、同サービスのアニメ配信でもTOP入りしてます。(次はチェーンソーマンかな。)
もともと魅力的で人気の作品なのでネット上で早くからユーザーに見てもらえると、その人気は加速されますからね。
ジャンプ+連載で単行本発行やアニメ化視聴にはネット媒体でも観れるので、特にアニメでは視聴者層が幅広くなりました。
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・Netflix |
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まとめ
アニメ「スパイファミリー」の制作会社「WIT STUDIO」と「クローバーワークス」について解説してみました。
手書きにこだわったアクションとクオリティーの高い作画を両立させたアニメ。
その力の入れようは半端ないです。
成功すべきして大ヒットしているのが「スパイファミリー」なんですね。
作品のヒットはもちろん、そのうえで制作予算を下げることにもトライしているようで、いずれにしても新しい試みをし大成功しました。
これからの快進撃を是非一緒に楽しみましょう。
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